自動車営業部 新車営業グループ※職種・部署はインタビュー当時のものです
S.M2017年入社
学生時代は法学部で法律を学びながら、特に業界を絞らず営業職を中心に幅広く就職活動を行っていました。1社目は照明器具やケーブルなどの電設資材を扱う商社で営業に携わっていましたが、幅広い商品を取り扱う中で「自分が扱っている製品への愛着が持てない」という違和感を抱くようになりました。自分自身が本当に良いと思える製品を、お客様に自信を持って提案したいという思いが強くなり、自社製品を取り扱っているメーカーへの転職を志すようになりました。
そんな中、古河電池の「MgBOX(※現在は販売終了)」に出会い、その技術力に感動。水だけで発電できる優れた性能に驚き、古河電池という会社に興味を持つようになりました。転職活動を進める中でも、技術力を大切にする企業姿勢や、社員が製品に誇りを持っていることが面接を通じて伝わり、入社意欲が高まりました。
さらに、企業規模や安定感にも魅力を感じました。製品への誇りと企業の信頼性、この二つが揃った環境でなら、自分自身も長くキャリアを築いていけると確信し、入社を決めました。
入社後、産機第二営業部に配属され、東京都や埼玉県などの官公庁向け営業を担当しました。6年間携わった後、2023年7月から自動車営業部へ異動となりました。
前職の商社では他社製品を扱っていましたが、古河電池では自社製品を販売する営業に変わりました。
また、お客様の要望に応じて技術部門と連携し、仕様提案や課題解決に取り組むなど、単なるモノ売りではなく、期待を超える提案を目指す営業スタイルに充実感を持っています。
現在は新車営業グループで、大手の自動車メーカーに向け、生産数の調整や新型車向け電池の搭載提案、価格交渉などを担当しています。新規開拓はなく、既存取引先との調整業務が中心です。
メーカーの生産活動を支える役割に誇りを持って取り組んでいます。
私の仕事の最大の魅力は、まだ発表されていない新型車に古河電池のバッテリーを搭載する提案に携われることです。世の中に出ていないクルマの情報をいち早く知りながら、自社製品が未来の街を走る姿を想像するのは、とてもワクワクします。
また、お客様からの「もっと大容量にしたい」「市場の課題を解決したい」といった要望に応えるために、技術部門や品証、製造の仲間たちと協力しながら提案を練り上げていきます。社外とのやり取りだけでなく、社内での技術調整や意見の集約も重要で、簡単にはいかない場面も多々ありますが、その分、案件が無事にまとまったときの達成感は格別です。
納品までたどり着いたときには、大きな充実感と自信が得られます。この達成感こそが、私の仕事の原動力になっています。
私が仕事をする上で一番大切にしているのは、やはり「報連相(報告・連絡・相談)」です。とても基本的なことですが、プロジェクトには多くの人が関わっていて、その中で私はお客様との窓口を一手に担っています。だからこそ、ちょっとした伝達漏れや確認不足が、関係者全員に大きな影響を与えてしまう可能性があります。
何より、お客様にご迷惑をかけてしまうことは絶対に避けたい。だからこそ、情報共有は怠らず、常に周囲と連携を取りながら仕事を進めるよう心がけています。シンプルですが、「報連相」を徹底することが、結果的にすべてをうまく運ぶカギだと思っています。
古河電池の魅力は、フランクで温かい人間関係にあります。困ったときには自然と上司や先輩が声をかけて助けてくれる文化が根付いており、安心して働ける環境です。営業職でも売上ノルマはなく、自分で設定した目標に向かって自主的に働くスタイルが尊重されています。働き方も柔軟で、フレックスタイム制を活用して営業先に直行直帰できるほか、テレワークも広く導入されています。営業活動も基本はオンラインで行い、必要に応じて訪問するスタイルのため、家庭やプライベートと両立しやすい点も魅力です。自由度の高い環境の中、自分らしく働きながら成長できる職場です。
現在は新車営業グループの主軸になることを目標に、実績を積み上げています。その先には、古河電池の海外拠点であるタイのサイアム・フルカワで海外営業に挑戦したいと考えています。
海外に行きたい理由は、単にキャリアの幅を広げるためではなく、異文化の中で仕事をすることで自分自身を成長させたいという強い想いがあるからです。ハードな環境に身を置くことで、古河電池の社員として、そして一人の社会人として大きく成長できると信じています。最終的には、自分の価値を高め、どこでも通用する存在になりたいと考えています。